世界のタミーちゃん その②-1 英国のシンディちゃん
こんにちは♪ リトルエムの店主です
アメリカのアイディアル社で1962年から66年の、ほんの4年間だけ発売されていたタミーちゃんと妹のペッパーちゃん他ヴィンテージドールとお着替えのセットをアマゾンで出品しています
本日は、英国版タミーちゃんのシンディちゃんについてお話させてください
ご覧いただきありがとうございます
ポチっていただけますと幸せですm(__)m
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アメリカ・アイディアル社がタミーちゃんの販売をはじめた翌年の1963年、英国のペディグリー社がシンディちゃんというファッションドールを発売しました
このシンディーちゃんも初期のものはタミーちゃんと同型のものです
アウトフィットは英国テイストのトラッドな雰囲気のものがたくさんあります
乗馬用のお洋服やナース姿、スキーウェアは紺系のキルティング生地に襟とフードブが毛皮、スキー板とストックは黒とシルバーのシックなものでした
(↑上の文字をクリックすると、初期のシンディちゃんの画像にリンクします)
当初はシンディちゃんと別にタミーちゃんという名称で同じものが販売されていたこともあったそうですが詳細は不明
なかには日本製のものもあったのではとのこと
当時統治されていた関係で、英国で発売されたタミーちゃんやペッパーちゃん本体は英国製の刻印の他に香港の刻印のものも
当時のアウトフィットのタグには、Empire MadeまたはPepper Hong Kong と刺繍がされており、香港製も多く含まれているようです
初期のシンディちゃんはタミーちゃんと同型ですが、ご存じのとおり、シンディちゃんはその後英国で独自の進化を遂げます
(↑上の文字をクリックすると、70年代のシンディちゃんの画像にリンクします)
60年代末期から80年代初期のシンディちゃんは、本体もタミーちゃんよりも小柄で細めになり、お顔は独特のかわいいしもぶくれ型に外見が大きく変わっています
まつ毛は植毛で、少しとがった唇がとてもキュート
髪型もブルネットからプラチナブロンドまで様々
↓リトルエムで現在出品中のシンディちゃんは当時のシンディちゃんのリプロダクト
アウトフィットは英国の5~60年代のフライトアテンダントのデザインです
この復刻版のシンディちゃんにはまつ毛の植毛がなく、すこしお顔立ちがヴィンテージと異なりますので、ヴィンテージとリプロをお迎えして違いを楽しむのもいいですね
シンディちゃんの歴史を調べてみると、年代であまりにも外見が変わっていくのでびっくりしてしまいます
半世紀以上に渡るシンディちゃんの歴史はざっくりいうとこんなかんじだったようです
1963年~70年英国のペディグリー社→
1970年後期~1980年同国のマークス・トイズ社/アメリカでも販売にのりだす→
1980年代~97年アメリカ・ハズブロ社/このころは外見がバービーそっくりになってしまい、マテルに訴訟もされたようです→
1997年からいくつか別のメーカーとのライセンス契約を結んだりもしつつ、現在はペディグリー社にシンディ帰還(笑
ヴィンテージシンディとしては、まつ毛に植毛のある1960年末期から1980年台中頃のものが特に人気が高いです
シンディちゃんは歴史が長い故に奥が深いので、続きはまた明日に
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