リトルエムの店主ブログ タミーちゃんとペッパーちゃん ヴィンテージドール

暮らしをほっこり幸せ気分にしてくれる、タミーちゃんやペッパーちゃんなどのヴィンテージドールたちをご紹介しています

世界のタミーちゃん その②-3 英国のシンディちゃん


こんにちは♪ リトルエムの店主です


アメリカのアイディアル社で1962年から66年の、ほんの4年間だけ発売されていたタミーちゃんと妹のペッパーちゃん他ヴィンテージドールとお着替えのセットをアマゾンで出品しています



本日も昨日に引き続き、英国版タミーちゃんであるシンディちゃんの80年以降の歴史についてかかせてください




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これは、1984年当時のシンディちゃんのカタログです



ペディグリーは70年代、あまり市場調査や広告に力をいれておらず、少し時代から取り残されたファッションドールとなってしまった感があるシンディちゃん



個人的には、この時代の独創的な柄のワンピースやロンパー、キャリコのドレスなどは素敵でシンディちゃんにとても似合っていると思いますが、当時の女のこたちにとってはちょっと古くさくうつったのかもしれません



これはまずいとペディグリーは、80年代に入ると新しい経営戦略を打ち立てました




市場調査や広告を広くうち、当時の最先端のファッションリーダーの力をかりて、お洋服はその当時の最先端のデザインのものをつくりました




80年代のシンディの画像はコチラ

ダイアナ皇妃のウェディングガウンの著名デザイナーがデザインした、シンディ用のイブニングドレスをたくさんラインナップし、翌年には、キュートなバブルドレスやランジェリーも販売しはじめました


85年には、お姉さんタイプのシンディちゃんも発売されました
ちなみに、タミーちゃんもグローンアップタミーちゃんという、少しお姉さんタイプのものがあります


その後87年には買収されたアメリカのハズブロ社によって、シンディちゃんのお顔やボディが大きくモデルチェンジします


1987とかいてあるブロンドのお顔の子が、リモデルされたシンディちゃんです



その2年後にリモデルされたシンディちゃんが下の画像

以前のシンディとかけ離れた容姿に
バービーに酷似しているとマテル社に訴えられ、ハズブロはやむなくお顔をまたもやリモデルします



その後ほどなくして、英国のペディグリーにシンディちゃんは戻ってきましたが、最近のシンディちゃんのお顔は時代を反映しているのでしょう




これが最近のシンディちゃんです


2013年にはアメリカのトナー社が、60年代末期から80年代前半のシンディちゃんのお顔をもとに、新たにいくつものシンディちゃんをつくりだしました

現在もシンディちゃんとして世に送り出されています



時代とシンディの容姿をざっくりとまとめますと、


・1963年~1967年までがタミータイプのお顔とボディ

・1968~1985年頃までが↓のシンディのお顔でボディは多種多様
(このシンディちゃんは1984年発売のものでリトルエムで販売予定です)


・1986年~現在 先のシンディと大きく異なるお顔に変化



日本のリカちゃんは発売されてから今年で50年


この半世紀あまりお顔立ちにあまり変化なく今も愛されているのは相当にラッキーなことかもしれません



ドールっていいですね(しみじみ)





















希少 カナダ製 タミーちゃん お着替えセット


こんにちは♪ リトルエムの店主です


アメリカのアイディアル社で1962年から66年の、ほんの4年間だけ発売されていたタミーちゃんと妹のペッパーちゃん他ヴィンテージドールとお着替えのセットをアマゾンで出品しています


それでは、早速、本日のタミーちゃんをご紹介いたします
このタミーちゃんは、カナダで製造された希少なタミーちゃんです
カナダ製のものは全般的にボディがピンクの色味が強いかんじがします



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右目の白目部分の塗りがすこし剥げていますが、リップはきれいに残っています


世界のタミーちゃん その②-2 英国のシンディちゃん


こんにちは♪ リトルエムの店主です


アメリカのアイディアル社で1962年から66年の、ほんの4年間だけ発売されていたタミーちゃんと妹のペッパーちゃん他ヴィンテージドールとお着替えのセットをアマゾンで出品しています


本日は、昨日に引き続き、英国版タミーちゃんのシンディちゃんについてお話させてください


なんとなくこの後も続きそうな気がします(笑


忘備録も兼ねて書かせていただきます




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1963年から紆余曲折ありながらも現在も販売されている英国のシンディちゃん


この半世紀以上のもの間にいろいろなおもちゃメーカーを渡り歩いてきたとお伝えしましたが、実際に画像がないと、シンディちゃんの姿かたちがどれだけ変わったのかわかりずらい。。。


ということで、こそっとwikipediaより画像をひっぱってきました



画像が小さくてごめんなさい



上の画像は、家事に勤しむシンディちゃんですね
1969年のペディ―グリー社のシンディちゃんとハウスワークの小物類



わかりずらいですが、窓際にいるブラウンの髪の毛のおかっぱの子は妹のPatch(パッチ)ちゃんです
このパッチちゃんは66年から72年頃まで発売されており、明らかにペッパーちゃんを意識したお顔立ちと体形の妹です
体形がよく似ているので、リトルエムでペッパーちゃんにパッチちゃんのお洋服を着せて販売しているもいくつかあります


パッチちゃんの横のテ―ブルでティータイムの用意をしているのは、シンディちゃんのお友達のVicki(ヴィッキー)ちゃんだと思います
彼女も72年までには消えてしまったようです



話は戻りますが、英国でシンディちゃんが初めて世にでたのは1963年のこと



ペディグリー社というおもちゃメーカーがアメリカのアイディアル社とのライセンス契約を経てタミーちゃんと同じ型でつくられたのが初期のシンディちゃんでした



ペディグリー社は当時、バービーちゃんが人気のアメリカ・マテル社から同ドールの発売ライセンスももらっていたらしいのですが、バービーではなくタミーちゃんをベースにしたシンディちゃんを売り出すことにしたようです



ちなみにこのシンディという名前は、当時の英国の女の子たちに街頭調査した(4つの名前の中からこのドールに一番ぴったりな名前を選んでもらった)結果、決まった名前だそうで
選ばれた名前はCindyだったそうですが、トレードマークとしてより個性的なネーミングにということで、スペルがCからSにかえられて、Sindyとなりました




最先端のファッションリーダーがデザインした当時流行の服装がそのままシンディちゃんのアウトフィットとなりました
ツィードのトラッドなスーツ、テニスや乗馬などのスポーティーな服装、グラマラスなドレスや、80年代の蛍光色のギラギラものやヒップホップなジャージの上下まで、その時代時代の流行の服装をそのままミニチュア化した、まさにファッションドールです



ほどなくして、60年代末期ごろから、すこしづつタミーちゃん型から英国独自のシンディちゃんに姿かたちが変化してきたようです


上のアイロンをかけているシンディちゃんは既にタミーちゃんとは異なりますね
当時のお人形としては、着せ替え用のお洋服のバリエーションがあり、小物類も充実していたので、ドール本体もですがそちらの売り上げもすごかったとか
ちなみにバービーが小物類に力をいれはじめたのは80年代になってからとのこと



シンディちゃんには、実はボーイフレンドもいました


ポールくんというらしいですが、67年のうちに消えてしまったそうです
ココをクリックするとポールくんの画像にリンクしますが、なかなかの好青年っぽいです
早々に消えたのが残念です(笑
ちなみに、植毛のポールくんとそうでないポールくんもいます


1978年にはアメリカのマークストーイズというおもちゃメーカーが同国でシンディを売り出しましたが、わずか2年後に撤退の憂き目に。。。本国とよく似たラインナップを揃えたようでしたが、お国柄の違いでバービー人気には及ばなかったのかもしれません


米国ではGayle(ゲイル)ちゃんという黒人のお顔立ちのシンディちゃんそっくりのお友達も発売されたようです



ずいぶん長文になってしまったので、80年代以降の活躍については次回に続きますね